漢方薬と生薬の種類

漢方薬ダイレクト 中国漢方薬の基礎知識や漢方薬・生薬の種類を解説。

083 ツムラ抑肝散加陳皮半夏(ヨクカンサンカチンピハンゲ)

ツムラ漢方薬一覧  漢方薬の飲み方  漢方薬の効能  漢方薬の種類  漢方薬の副作用

083 ツムラ抑肝散加陳皮半夏(ヨクカンサンカチンピハンゲ)

       スポンサードリンク

       

①.オススメのタイプ
 貧血気味で上半身の凝りがあり、神経が高ぶりやすく、吐き気のある方に。

②.特徴
 余分な水分を排出してむくみを取り、血の巡りを良くして、
 上半身の凝りやのぼせを改善し、胃の調子を整え、気持ちを安定させます。

③.効能・効果
 虚弱な体質で神経がたかぶるものの次の諸症:
 神経症、不眠症、小児夜なき、小児疳症

④.使用目標
 比較的体力の低下した人で、神経過敏で興奮しやすく、怒りやすい、
 イライラする、眠れないなどの精神神経症状を訴える場合に用いる。
 ・抑肝散に比べ、より体力が低下して症状がより慢性化していることが多い。
 ・おちつきがなく、ひきつけ、夜泣きなどのある小児。
 ・眼瞼痙攣や手足のふるえなどを伴う場合。
 ・腹直筋の緊張している場合。

⑤.飲み方
 1日3回、1パックずつ食前にお飲み下さい。
 なお、100ml程度の熱湯で溶かして飲むと効果的です。

⑥.期間
 急性疾患なら、上記の症状が続く間。
 慢性疾患なら、2~3ヶ月以上を目安に続けて下さい。

⑦.適応症
 神経症 不眠症 小児夜泣き

⑧.組成(7.5g中)
 下記の割合の混合生薬の乾燥エキス4.5gを含む。
 ハンゲ     5.0g    ソウジュツ   4.0g
 ブクリョウ   4.0g    センキュウ   3.0g
 チョウトウコウ 3.0g    チンピ     3.0g
 トウキ     3.0g    サイコ     2.0g
 カンゾウ    1.5g

083 ツムラ抑肝散加陳皮半夏(ヨクカンサンカチンピハンゲ) 083 ツムラ抑肝散加陳皮半夏(ヨクカンサンカチンピハンゲ) 083 ツムラ抑肝散加陳皮半夏(ヨクカンサンカチンピハンゲ)


 前の記事 ⇒ 082 ツムラ桂枝人参湯(ケイシニンジントウ)
 次の記事 ⇒ 084 ツムラ大黄甘草湯(ダイオウカンゾウトウ)

 関連記事 : 抑肝散加陳皮半夏(ヨクカンサンカチンピハンゲ)

powered by Quick Homepage Maker 5.1
based on PukiWiki 1.4.7 License is GPL. QHM

最新の更新 RSS  Valid XHTML 1.0 Transitional