竜胆瀉肝湯(リュウタンシャカントウ)
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竜胆瀉肝湯(リュウタンシャカントウ)
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①.配合生薬
当帰 (トウキ) :5g
地黄 (ジオウ) :5g
木通 (モクツウ) :5g
黄芩 (オウゴン) :3g
沢瀉 (タクシャ) :3g
車前子 (シャゼンシ) :3g
竜胆 (リュウタン) :1~1.5g
山梔子 (サンシシ) :1~1.5g
甘草 (カンゾウ) :1~1.5g
②.効能
比較的体力のある人で、下腹部の筋肉が緊張があり、
はれや痛みなどの症状がみられる場合の排尿痛、残尿感、
尿の濁り、陰部のかゆみ、尿道炎、膣炎、子宮内膜炎、
生殖器の炎症、おりものなどに用いられます。
③.適応症
膀胱炎 (ボウコウエン)
尿道炎 (ニョウドウエン)
膣炎 (チツエン)
子宮内膜炎 (シキュウナイマクエン)
④.使用上の注意
下痢、食欲不振、胃部不快感などの症状が
現れることがあります。
薬の使用にあたり、薬剤師の説明や添付の説明文書を
よく理解したうえで使用してください。
⑤.副作用
竜胆瀉肝湯(リュウタンシャカントウ)の 副作用
地黄(ジオウ)には、生薬の副作用として、
胃もたれ・胃痛・吐気・嘔吐・下痢・胸焼け・食欲不振、など、
胃腸障害を招く事があります。
胃腸の弱い人には向いていない漢方薬です。
体質や症状に合わない、西洋薬との併用、アレルギー体質、などの場合、
不快な症状や副作用が出る場合があります。
ちょっとおかしいな、と思ったら、すぐ服用をやめ、
漢方の専門家や処方してくれた医師に相談しましょう。
⑥.概要
竜胆瀉肝湯(リュウタンシャカントウ)は、
ストレスに関連の深い臓器である「肝」の熱を冷ましてくれる作用があります。
赤く盛り上がった湿疹や水泡をつぶすと汁が出るような、ジュクジュクした
アトピー性皮膚炎に用いられます。
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