漢方薬と生薬の種類

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080 ツムラ柴胡清肝湯(サイコセイカントウ)

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080 ツムラ柴胡清肝湯(サイコセイカントウ)

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①.オススメのタイプ
 からだ上部に熱や炎症がある方に。

②.特徴
 温清飲に、強い発散性・消炎作用を加味した処方。
 熱をさますオウゴン・オウレンや、
 血液の巡りを良くするジオウ・センキュウ、
 症状を発散させて取るサイコ・ハッカなどの生薬で構成。

③.効能・効果
 かんの傾向の強い傾向のある小児の次の諸症:
 神経症、慢性扁桃腺炎、湿疹

④.使用目標
 腺病質の人で、皮膚の色が浅黒く、扁桃、頸部や
 顎下部リンパ腺などに炎症、腫脹を起こしやすい場合に用いる。
 ・小児に用いられることが多い。
 ・疳が強く、不眠、夜泣きなどのある場合。
 ・両腹直筋の緊張や、季肋下部に抵抗・圧痛のある場合。

⑤.飲み方
 1日3回、1パックずつ食前にお飲み下さい。
 なお、100ml程度の熱湯で溶かして飲むと効果的です。

⑥.期間
 急性疾患なら、上記の症状が続く間。
 慢性疾患なら、2~3ヶ月以上を目安に続けて下さい。

⑦.適応症
 神経症 慢性扁桃腺炎 湿疹

⑧.組成(7.5g中)
 下記の割合の混合生薬の乾燥エキス4.75gを含む。
 サイコ     2.0g    オウゴン    1.5g
 オウバク    1.5g    オウレン    1.5g
 カロコン    1.5g    カンゾウ    1.5g
 キキョウ    1.5g    ゴボウシ    1.5g
 サンシシ    1.5g    ジオウ     1.5g
 シャクヤク   1.5g    センキュウ   1.5g
 トウキ     1.5g    ハッカ     1.5g
 レンギョウ   1.5g

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