麻黄湯(マオウトウ)
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麻黄湯(マオウトウ)
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①.配合生薬
麻黄 (マオウ) :4~5g
杏仁 (キョウニン) :4~5g
桂皮 (ケイヒ) :3~4g
甘草 (カンゾウ) :1.5~2g
②.効能
比較的体力の充実した人で、悪寒、発熱、頭痛、関節痛などの
症状がみられる場合の風邪、インフルエンザ、喘息、関節痛、
関節リウマチなどに用いられます。
③.適応症
風邪症候群 (カゼショウコウグン)
関節リウマチ (カンセツリウマチ)
慢性扁桃炎 (マンセイヘントウエン)
インフルエンザ (インフルエンザ)
④.使用上の注意
発疹やかゆみなどの過敏症状が現れることがあります。
胃腸の弱い人、体力の衰えている人、心臓に病気のある人の
服用は慎重を要します。
薬の使用にあたり、薬剤師の説明や添付の説明文書を
よく理解したうえで使用してください。
⑤.副作用
麻黄湯(マオウトウ)の 副作用
麻黄(マオウ)には、生薬の副作用として、
心臓がドキドキする・動悸・血圧上昇・興奮、などの
心血管症状(動悸・不眠・神経症状)が現れることがあります。
エフェドリンが含まれているので、心臓に病気のある人、不整脈や狭心症、
心筋梗塞、などの心臓疾患のある方は要注意です。
体質や症状に合わない、西洋薬との併用、アレルギー体質、などの場合、
不快な症状や副作用が出る場合があります。
ちょっとおかしいな、と思ったら、すぐ服用をやめ、
漢方の専門家や処方してくれた医師に相談しましょう。
⑥.概要
麻黄湯(マオウトウ)は、
体力があり頭痛発熱悪寒し汗がでないときの腰痛関節痛を伴う風邪に用います。
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