インフルエンザに漢方薬
インフルエンザに漢方薬
冬の到来とともに、いよいよインフルエンザが流行する季節がやって参ります。
タミフル等インフルエンザ治療薬が使いにくい方には漢方薬をおすすめします。
スポンサードリンク
インフルエンザに漢方薬
インフルエンザの漢方治療について
漢方薬の麻黄湯(マオウトウ)が広く用いられていますが、
麻黄湯にはインフルエンザウイルスの増殖を抑制する効果があり、
発熱の日数を短くします。
併用時の注意
タミフル等インフルエンザ治療薬と併用しても良いことが知られていますが、
麻黄湯の主薬である麻黄(マオウ)には交感神経を興奮させる作用がありますので、
血圧を上昇させ心臓の負担を多くし、動悸が起こる場合があります。
また、排尿障害を来したり緑内障を悪化させる危険性もあります。
特に高齢者では注意が必要です。
漢方薬の基本的な考え
漢方薬は一人一人の病状に応じて選択しますので、
インフルエンザ = 麻黄湯(マオウトウ)ではありません。
体温が上がっているのに寒気だけを感じる人には麻黄附子細辛湯(マオウブシサイシントウ)、
咽の痛みや繰り返し起こる寒気と熱感のある人には桂麻各半湯(ケイマカクハントウ)
などを用います。
漢方薬の服用には、漢方を専門とする医師・薬剤師に良く相談して下さい。