漢方薬と生薬の種類

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温脾湯(ウンピトウ)

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温脾湯(ウンピトウ)

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①.配合生薬
 人参  (ニンジン)   :9g
 大黄  (ダイオウ)   :9g
 附子  (ブシ)     :6g
 乾姜  (カンキョウ)  :6g
 炙甘草 (シャカンゾウ) :3g

②.効能
 冷えによる下痢腹痛に用いられます。

 温脾湯は、
  附子理中湯加大黄(ブシリチュウトウカダイオウ)
  四逆加人参湯加大黄(シギャクカニンジントウカダイオウ)
 とも呼ばれています。

③.適応症
 下痢 (ゲリ)
 腹痛 (フクツウ)

④.使用上の注意
 薬の使用にあたり、薬剤師の説明や添付の説明文書を
 よく理解したうえで使用してください。

⑤.副作用
 温脾湯(ウンピトウ)の 副作用

 人参(ニンジン)には、生薬の副作用として、
 動悸・湿疹・熱感などの症状があります。

 大黄(ダイオウ)には、生薬の副作用として、
 下痢・腹痛・食欲不振の症状が現れることがあります。
 また、子宮収縮作用や骨盤内臓器の充血作用が認められています。
 そのため、流早産の原因にもなりかねません。
 大量でなければまず心配ありませんが、
 妊娠中の服用については医師とよく相談してください。

 附子(ブシ)には、生薬の副作用として、
 動悸・のぼせ・舌や口周囲のしびれ・悪心・嘔気・嘔吐・呼吸困難、など
 の症状が出現することがあります。

 体質や症状に合わない、西洋薬との併用、アレルギー体質、などの場合、
 不快な症状や副作用が出る場合があります。
 ちょっとおかしいな、と思ったら、すぐ服用をやめ、
 漢方の専門家や処方してくれた医師に相談しましょう。


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