漢方薬と生薬の種類

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調胃承気湯(チョウイジョウキトウ)

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調胃承気湯(チョウイジョウキトウ)

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①.配合生薬
 大黄 (ダイオウ)  :2~2.5g
 芒硝 (ボウショウ) :1g
 甘草 (カンゾウ)  :1g

②.効能
 体力中等度以下の人で、腹部のはりや腹痛、膨満感があり、
 熱、口や舌の渇き、口内炎などの症状がある場合の便秘
 用いられます。

③.適応症
 便秘 (ベンピ)

④.使用上の注意
 偽アルドステロン症、ミオパシーの副作用が現れた場合、
 適切な処置が必要となります。
 流産や早産の危険性があり、
 妊婦または妊娠している可能性のある女性
 の服用は慎重を要します。
 薬の使用にあたり、薬剤師の説明や添付の説明文書を
 よく理解したうえで使用してください。

⑤.副作用
 調胃承気湯(チョウイジョウキトウ)の 副作用

 甘草(カンゾウ)には、生薬の副作用として、
 浮腫・高血圧・血圧上昇・むくみ・低カリウム症・偽アルドステロン症、
 の症状が現れることがあります。
 また、インターフェロンとの併用で、間質性肺炎を起こす危険性がありますので、
 注意してください。

 大黄(ダイオウ)には、生薬の副作用として、
 下痢・腹痛・食欲不振の症状が現れることがあります。

 体質や症状に合わない、西洋薬との併用、アレルギー体質、などの場合、
 不快な症状や副作用が出る場合があります。
 ちょっとおかしいな、と思ったら、すぐ服用をやめ、
 漢方の専門家や処方してくれた医師に相談しましょう。

⑥.概要
 便通をよくする「調胃承気湯(チョウイジョウキトウ)」に、
 血行を促進する「桃仁(トウニン)」や「桂皮(ケイヒ)」を加味した漢方を、
 桃核承気湯(トウカクジョウキトウ)と言う。


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 関連記事 : 074 ツムラ調胃承気湯(チョウイジョウキトウ)

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