漢方薬と生薬の種類

漢方薬ダイレクト 中国漢方薬の基礎知識や漢方薬・生薬の種類を解説。

半夏瀉心湯(ハンゲシャシントウ)

漢方薬一覧  症状別漢方  漢方薬の種類  漢方薬の効果  漢方薬の副作用  漢方薬

半夏瀉心湯(ハンゲシャシントウ)

       スポンサードリンク

       

①.配合生薬
 半夏 (ハンゲ)   :4.0~5.0g
 黄芩 (オウゴン)  :2.5~3.0g
 乾姜 (カンキョウ) :2.0~2.5g
 人参 (ニンジン)  :2.5~3.0g
 甘草 (カンゾウ)  :2.5~3.0g
 大棗 (タイソウ)  :2.5~3.0g
 黄連 (オウレン)  :1.0g

②.効能
 体力中等度の人で、みぞおちのつかえ、食欲不振、下痢などの
 症状がみられる場合の急性および慢性胃腸カタル、発酵性下痢、
 消化不良胃下垂十二指腸潰瘍神経性胃炎、胃弱、胸やけ
 つわり二日酔い口内炎、神経症などに用いられます。

③.適応症
 急性胃炎    (キュウセイイエン)
 慢性胃炎    (マンセイイエン)
 胃潰瘍     (イカイヨウ)
 十二指腸潰瘍  (ジュウニシチョウカイヨウ)
 過敏性腸症候群 (カビンセイチョウショウコウグン)
 胃腸カタル   (イチョウカタル)
 胃下垂     (イカスイ)
 むかつき    (ムカツキ)

④.使用上の注意
 低カリウム血症の人、アルドステロン症の人、ミオパシーのある人は、
 使用できないこともあります。
 薬の使用にあたり、薬剤師の説明や添付の説明文書等を
 よく理解したうえで使用するようにしてください。

⑤.副作用
 半夏瀉心湯(ハンゲシャシントウ)の 副作用
 体質や症状に合わない、西洋薬との併用、アレルギー体質、などの場合、
 不快な症状や副作用が出る場合があります。
 ちょっとおかしいな、と思ったら、すぐ服用をやめ、
 漢方の専門家や処方してくれた医師に相談しましょう。

⑥.概要
 半夏瀉心湯(ハンゲシャシントウ)は、
 嘔吐、悪心、胃もたれ、膨満感などの胃の不快感や、下痢、腹痛、
 腹鳴などの脾(消化吸収機能の総称)のトラブルにオススメの漢方です。
 ストレスが原因の胃炎や、過敏性腸症候群などにも用いることができます。


前の記事 ⇒ 半夏散及湯(ハンゲサンキュウトウ)
次の記事 ⇒ 半夏白朮天麻湯(ハンゲビャクジュツテンマトウ)

powered by Quick Homepage Maker 5.1
based on PukiWiki 1.4.7 License is GPL. QHM

最新の更新 RSS  Valid XHTML 1.0 Transitional