四物湯(シモツトウ)
漢方薬一覧 症状別漢方 漢方薬の種類 漢方薬の効果 漢方薬の副作用 漢方薬
四物湯(シモツトウ)
スポンサードリンク
①.配合生薬
当帰 (トウキ) :3~4g
芍薬 (シャクヤク) :3~4g
川芎 (センキュウ) :3~4g
地黄 (ジオウ) :3~4g
②.効能
体力がやや衰えている人で皮膚の色つやが悪くカサカサし、
手足の冷えなどの症状がみられる場合の
胃腸障害のない人の産後や流産後の疲労回復、
月経不順、月経痛、冷え症、貧血、更年期障害、
しみ、しもやけ、血の道症、などに用いられます。
③.適応症
更年期障害 (コウネンキショウガイ)
月経不順 (ゲッケイフジュン)
月経痛 (ゲッケイツウ)
冷え症 (ヒエショウ)
貧血 (ヒンケツ)
しみ (シミ)
しもやけ (シモヤケ)
血の道症 (チノミチショウ)
④.使用上の注意
下痢、食欲不振、胃部不快感などの症状が現れることがあります。
薬の使用にあたり、薬剤師の説明や添付の説明文書等を
よく理解したうえで使用するようにしてください。
⑤.副作用
四物湯(シモツトウ)の 副作用
当帰(トウキ)には、生薬の副作用として、
薬疹(発疹・掻痒):発疹・皮膚発赤・掻痒・発熱、などの症状が
現れることがあります。
地黄(ジオウ)には、生薬の副作用として、
胃もたれ・胃痛・吐気・嘔吐・下痢・胸焼け・食欲不振、など、
胃腸障害を招く事があります。
胃腸の弱い人には向いていない漢方薬です。
体質や症状に合わない、西洋薬との併用、アレルギー体質、などの場合、
不快な症状や副作用が出る場合があります。
ちょっとおかしいな、と思ったら、すぐ服用をやめ、
漢方の専門家や処方してくれた医師に相談しましょう。
前の記事 ⇒ 柿蔕湯(シテイトウ)
次の記事 ⇒ 炙甘草湯(シャカンゾウトウ)