小柴胡湯(ショウサイコトウ)
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小柴胡湯(ショウサイコトウ)
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①.配合生薬
柴胡 (サイコ) :4~7g
半夏 (ハンゲ) :4~5g
生姜 (ショウキョウ) :4g
黄芩 (オウゴン) :3g
大棗 (タイソウ) :2~3g
人参 (ニンジン) :2~3g
甘草 (カンゾウ) :2g
②.効能
体力が中等度以上の人で、上腹部が張って苦しい、
吐き気、食欲不振、微熱などの症状がみられる場合の
肺炎、胃炎、胃腸虚弱、疲労倦怠感、
風邪の後期症状、気管支炎、熱性疾患、
などに用いられます。
③.適応症
慢性肝炎 (マンセイカンエン)
慢性腎炎 (マンセイジンエン)
肺炎 (ハイエン)
慢性胃炎 (マンセイイエン)
気管支炎 (キカンシエン)
④.使用上の注意
体力が著しく衰えている人は、注意が必要です。
薬の使用にあたり、薬剤師の説明や添付の説明文書を
よく理解したうえで使用してください。
⑤.副作用
小柴胡湯(ショウサイコトウ)の 副作用
間質性肺炎(気管支炎、発熱、咳、呼吸困難、チアノーゼなど)、
肝障害(黄疸、全身倦怠感、皮疹など)、膀胱炎様症状、
偽アルドステロン症(浮腫、高血圧、低カリウム血症、ミオパチー)、
扁平苔癬型皮疹、の症状が現れることがあります。
体質や症状に合わない、西洋薬との併用、アレルギー体質、などの場合、
不快な症状や副作用が出る場合があります。
ちょっとおかしいな、と思ったら、すぐ服用をやめ、
漢方の専門家や処方してくれた医師に相談しましょう。
⑥.概要
小柴胡湯(ショウサイコトウ)は、
小柴胡湯は胸がつまるように苦しかったり、嘔吐、のどの渇き、イライラ、
口の苦み、などが、あるときによく用いられます。
小柴胡湯の副作用が以前問題になりましたが、証(体質)にあえばとても有効な漢方薬です。
脇腹から鳩尾にかけて不快感や痛みがあり、胃がつかえて食欲なく口が苦くなったり
舌に白い苔ができ、熱が出たり悪寒を繰り返すような時の風邪・肝炎・中耳炎・扁桃腺炎
などに用います。
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