漢方薬と生薬の種類

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大建中湯(ダイケンチュウトウ)

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大建中湯(ダイケンチュウトウ)

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①.配合生薬
 山椒 (サンショウ) :1~2g
 乾姜 (カンキョウ) :3~5g
 人参 (ニンジン)  :2~3g
 膠飴 (コウイ)   :20g

②.効能
 体力が低下した人で、腹部が冷えて、痛みがある場合の
 腹痛下痢便秘胃下垂
 胃アトニー慢性腹膜炎、など
 に用いられます。

③.適応症
 胃下垂     (イカスイ)
 過敏性腸症候群 (カビンセイチョウショウコウグン)
 尿路結石    (ニョウロケッセキ)
 胆石症     (タンセキショウ)
 慢性腸炎    (マンセイチョウエン)
 慢性膵炎    (マンセイスイエン)
 腹痛      (フクツウ)
 下痢      (ゲリ)
 便秘      (ベンピ)
 胃アトニー   (イアトニー)
 慢性腹膜炎   (マンセイフクマクエン)

④.使用上の注意
 肝機能障害のある人は、注意が必要です。
 妊婦または妊娠している可能性のある女性の
 服用は慎重を要します。
 薬の使用にあたり、薬剤師の説明や添付の説明文書等を
 よく理解したうえで使用するようにしてください。

⑤.副作用
 大建中湯(ダイケンチュウトウ)の 副作用
 体質や症状に合わない、西洋薬との併用、アレルギー体質、などの場合、
 不快な症状や副作用が出る場合があります。
 ちょっとおかしいな、と思ったら、すぐ服用をやめ、
 漢方の専門家や処方してくれた医師に相談しましょう。

⑥.概要
 大建中湯(ダイケンチュウトウ)は、
 主薬が山椒(蜀椒)で、乾燥した生姜(乾姜)、など4味で構成されている「大建中湯」。
 冷えを改善し、お腹の痛みを和らげる漢方薬の代表です。

 大建中湯(ダイケンチュウトウ)は、蠕動不安による疼痛を主とし、
 附子粳米湯(ブシコウベイトウ)は、腹中が雷鳴しての疼痛を主とする。
 この2つをあわせて作った漢方薬が、解急蜀椒湯(カイキュウショクショウトウ)で、
 両方の證が合併して現われた場合に用いる。


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